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たかが「爪切り」、されど「爪切り」

文 岸田一郎
2014年5月16日





ごきげんよう、岸田です。

かねてより申し上げていますが、

クルマ磨くより爪磨け!

つまりが究極の選択として、こと女性に対して、

クルマがピッカピカであることより爪がキレイな方がモテまっせ

というワタクシの定説であります。

もちろん両方ピッカピカにこしたことはないですが……

そんなことで、いつも髪を切るついでに爪もキレイにしてもらっているワタクシではあるのですが、なにしろ忙しいのですよ。

3週間に一度はカットとネイルに行くものの、その間にどうしても爪が伸びてくるのですね。

そんな時には、容赦なく

爪切りでバシバシ切る

ことにしています。

そこで今回は、新調した「爪切り」をご紹介しましょう。

『The Ultimate Clipper(アルティメットクリッパー)』。

どうです、スタイリッシュな爪切りでしょ? 医療用と同じ高硬度ステンレス(440C)製の本体は人間工学に基づいたデザインで、これがぴったりと手にフィット。ハサミやナイフなど、この手の

刃物道具類はしっかり手に馴染(なじ)むことが大切 なのです。

さらには、力を加えやすいレバーのおかげか、一般の爪切りに比べ圧倒的に少ない力でカットできるのです。製造は刃物で七百有余年の伝統を誇る岐阜県の関市。ブレードの見直しをはじめとする幾つもの改良を施し、切れ味と使いやすさに更なる磨きをかけたとか。

ご存じ、関市は刃物の街。ワタクシなんぞはここで作られた『ラブレス』や『ガーバー』のナイフなんか何本も持ってますよ。確かまだあったよな……(コゾーの頃の話なので、どこかにしまってあるハズではあるのですが……)

2012年Wallpaper誌のデザイン賞

なんかも受賞しているだけあって、持っているだけでなんとなくワクワクしますよね。

生業や年齢もあってワタクシなんぞ、ファッションのみならず持ち物などにも周囲からの好奇の目で見られることが多く、たかだか爪切りひとつにしても皆さんの期待を裏切るわけにはいかないのですね。

やんちゃジジイの道具

というのはかくあるべし、なのでした。

PROFILE


岸田一郎(きしだ・いちろう)

「ちょい不良(ワル)オヤジ」や「艶男(アデオス)」、「艶女(アデージョ)」などで話題を集めた『LEON』、『NIKITA』をはじめ『Begin』、『時計Begin』、『Car EX』、『MEN’S EX』などの創刊を手がけた伝説の編集長。“ちょいモテ オヤジ”は2005年流行語大賞10ベストを受賞。講演会、トーク・ショーなどでも活躍中。現在、2014年9月創刊予定の50、60歳代やんちゃジジイのためのライフスタイル誌『MADURO(マデュロ)』の編集長として準備中。趣味は、サーフィン、バイク、ゴルフにワンコのトレーニングと多彩。1951年生まれのAB型。